言葉無し

 既に語りつくされているだろうと思われますが…世界初のTRPG、D&Dのデザイナー、ゲイリー・ガイギャックス氏が亡くなられたとの事です。
 TRPGのみならずD&DからWizardryを生み出しそこからCRPGが発展していったこと。 その世界観を基に書かれたドラゴンランスなどの小説群がのちの和製ファンタジーに与えた影響(そもそも和製ファンタジーの草分け的存在であるロードス島戦記の雑誌掲載版リプレイのシステムがD&Dであったわけで)サブカルチャー界に置ける影響というのは計り知れないものがあります。ここでとりあげている私の趣味のもの、そのほぼすべてに影響与えているわけでして…。
 本当に言葉もありません…。ご冥福をお祈りします。
【シルバーレイン】
 滝川は本年度をもちまして銀誓館卒業となりました。と同時に結社白蛾庵の方の団長職を蒼玄の方に譲り渡しております。今までお世話になった方々には篤く御礼申し上げます。取り合えず引退はさせずこのまま卒業生としてゲームに参加していく予定。
 参加しておりました鬼依頼の方も無事帰還致しまして卒業旅行は小樽に…非常に羨ましいです(オイ。
 などと呑気なこと申しておりましたら、依頼においては二人目の死者ですか…。事態はますます混迷の度を深めてですかね。


ライトノベル】【感想】マップス シェアワールド―翼あるもの―
 前回より引き続き、今回は実際に読んでの感想です。
 どの作品もベテランといっていい方々が手掛けているだけあって流石の出来です。笹本、中里、秋津、重馬の4氏がいかにもマップスらしいスペオペ作品。新城、古橋の2氏がやや変化球気味ながら雰囲気のある短編を書かれております。
 特に個人的に好きなのは笹本祐一氏と古橋秀之氏の作品でしょうか。笹本氏の方はマップスとしての味付け生かしつつ氏独特の電子戦描写で読ませていただけますし、古橋氏の方は大きな話では無く惑星の片隅で起きていた小さな出来事を丁寧に描いております。
 全体として非常に高い出来であったと思います。楽しまさせて頂きました。

【その他】
 今回のメイゼルさんのお言葉。
「一番大スキなのは…。いつかあたしに心の底から屈伏して、くやしいのがうれしい目であたしを見上げてるせんせ」
 …この巻は変態祭りですなぁ。