我が家のお稲荷さま

 先日とりあげた「吉永さん家のガーゴイル」にキャラクター配置がよく似た作品ですが…正直ガーゴイルに比べますと物足りなさを感じます。主人公の空幻と敵役以外のキャラが非常に弱く、特に空幻と共に話の中心となるべき兄弟の印象が薄い。どちらがどちらとも区別できないほどです。文章的も地の文で口語調と文語調が並列して使われていてそれ自体は珍しくないと思いますが、テンポを悪くしてる気がします。