2004-07-08から1日間の記事一覧

大賞 さよなら妖精 米澤穂信

ライトノベルの範疇からは外れますが、やはりこの半年のなかで一冊あげろと言われますとこれになります。最近ライトノベルと呼ばれる作品群の中でセカイ系とよばれる完結した閉じた世界を 描く物が一つの勢力を形作っていますが、本作はそれらの作品に対する…

特別賞 ARIEL20巻 笹本祐一

18年の月日を経て今年完結した長編作品。シリーズ途中では脱線、中弛み等あるものも最終巻においてはまさしく大団円という言葉にふさわしい幕切れであったと思います。なんにせよ、もっとも思い入れの深いシリーズのひとつであっただけに感無量。という極め…

新人賞 吉永さん家のガーゴイル 田口仙年堂

ライトノーベルレーベルの新人賞の中で一番「ライトノベルであること」にこだわりを持っている作品であると思います。いわゆる一般小説でも無く、また児童文学でもない。ライトノベルとしかよび様子がないあたりが好印象の作品でした。そんなわけで次点は「…

私的2004年上半期ライトノベル大賞

さて今年も既に半分過ぎてしまいました。某巨大掲示板ライトノベル板でも上半期ライトノベル大賞の投票が始まったようです。そのようなわけで私も少しばかり私的な大賞を。