そういうものです
真もぐもぐ風林火山、店員がコインを大箱に移したとたん全国制覇モードから陥落しました。畜生め。
第18回富士見ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作。呼びたいものと同じ色の触媒を介し、名前を賛美し、詠うことで招く寄せる名詠式。それを学ぶ学校の生徒、クルーエルは年下の同級生で本来存在しない夜色詠唱を学ぶ少年ネイトと出会う。あるとき彼女たちの通う学校に一人で5色すべての詠唱を身につけた虹色詠唱師カインツが訪れる・・といったお話。
非常に綺麗な物語です。特に詠唱式の美しさはなかなかのもの。あと、ネイトとクルーエルの関係が個人的にはツボだったりします。
各キャラの動きなどが多少唐突な部分が感じられますが、そのあたりキャラ造作が深まってくるであろう続刊に期待でしょうか。
イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 細音啓,竹岡美穂
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/01/01
- メディア: 文庫
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