最近のこと
先日書店に行きましたところなぜか新刊のコーナーに我らが米澤穂信の夏季限定トロピカルパフェとボトルネックが。今頃なぜと考えて見ますと「このミステリーがすごい」が出たのですね。しかし夏季限定〜近くの書店探し回っても見つからずやむを得ず通販で買ったというのに、このミスのご利益は大したものです。ここは素直に多くの方々に手にとっていただけること祈りましょう。
CONTINUE誌最新号を買う。カルドセプトサーガの音楽担当された方のページにカルドセプトサーガ絶賛発売中とかある。絶惨の間違いじゃないかと評判次第によっては本体ごとの購入も考えていた前作ファンとしては思う。
[ライトノベル][感想]クレイジーカンガルーの夏(誼阿古)
1979年の田舎町に暮らす中学生の夏休みを描いた作品。そこには能力者もいなければ、宇宙人が落ちてきたりもしません。それどころかボーイミーツガールすら重要な意味を持ちません。彼らはアイスをかじりながらガンダムに夢中になり細野晴臣に感動しその夏休みをすごします。そして彼らは大人の事情に振り回されながらやがてそれにささやかな反発を計画します。
GA文庫で出ていますのでライトノベルのカテゴリーで紹介していますが、分類としては一般小説としてうけとってもよいのではないかと思います。淡々としていながら生き生きと語られる少年たちの暮らしにOPとEDで語られてる「現在」の主人公の生活と決断が味わいを深めております。
私的には今年読んだ本の中で上位に食い込む作品です。楽しまさせていただきました。
- 作者: 誼阿古,藤本みゆき
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/11/14
- メディア: 文庫
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