カスタムチャイルド 壁井ユカコ
えっととりあえず・・・
あ〜もう、マドカかわいいよ、マドカ
いやだって部屋の隅でこちら警戒して丸まっていたりですよ。それがいつの間にか
「・・・いいよ、三嶋がしたいなら」とか言ってるわけですよ、なんというかもう、素敵ですよ、お客さん(落ち着け自分
と、それはそれとしておいて置きまして、内容的にもなかなかのもの。小さなエピソードが集まって一つの話を形作る構成と、乾いた世界観で繰り広げられる暖かさと冷たさの同居したお話といった作者の持ち味がうまく発揮されております。今回は特にラストシーンの余韻がなんともいえません。お勧めの一冊であります。