フォルトマン・ブル− カラっぽの僕に君は歌う(木ノ詩 詠)

 同じくヤングミステリー大賞佳作受賞作。
 空虚を感じさせる世界観を背景にと少年と自らを電子楽器と名乗る少女との出会いを描いた作品。あくまで批評でなくて感想であるということ改めて明言した上で言います。好みです、ハイ。話の展開が強引だったり消化しきれてないキャラクターがいたりと欠点も目に付きますが何よりも雰囲気を楽しむ話なのでしょう。とりあえず同作者の次作でたら買う予定。